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天井クレーンが巻上がらない原因とは?よくある不具合と修理・点検の目安

2025年12月19日
天井クレーンが巻上がらない原因とは?よくある不具合と修理・点検の目安

天井クレーンが巻上がらない原因とは?よくある不具合と修理・点検の目安

天井クレーンが巻上がらない場合、荷物の運搬ができず、生産ラインの停止や作業効率の低下につながり、業務に大きな影響を与える問題です。

しかし、「巻上がらない原因がわからない」「どこを確認すればよいかわからない」「点検・修理を依頼すべきタイミングがわからない」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

巻上不良を放置すると、重大事故や生産停止、高額な修理費が発生するリスクがあります。この記事では、天井クレーンが巻上がらないときに考えられる原因と、点検・修理を依頼すべきケースをわかりやすく解説します。

この記事を読むことでわかること

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巻上動作の仕組み

天井クレーンの巻上動作は、ホイスト(巻上装置)がワイヤーロープやチェーンを巻き上げることで、荷物を上下方向に移動させる動作です。

以下は、巻上動作の基本的な仕組みです。

① 巻上動作の構成要素

巻上動作は、巻上モーター、減速機、ドラム、ワイヤーロープ・チェーン、フックなどの部品で構成されています。

  • 巻上モーター: 巻上動作の動力源
    (モーターが回転することで、減速機を介してドラムが回転)
  • 減速機: モーターの回転を減速し、トルクを増大させる
    (モーターの高速回転を減速し、大きなトルクを発生)
  • ドラム: ワイヤーロープ・チェーンを巻き取る部品
    (ドラムが回転することで、ワイヤーロープ・チェーンが巻き取られる)
  • ワイヤーロープ・チェーン: 荷物を吊り下げる部品
    (ワイヤーロープ・チェーンがドラムに巻き取られることで、荷物が上昇)
  • フック: 荷物を吊り下げる部品
    (フックに荷物を掛けることで、荷物を吊り下げる)

巻上動作は、これらの部品が連携して動作することで実現されています。
例えば、巻上モーターが回転すると、減速機を介してドラムが回転し、ワイヤーロープ・チェーンが巻き取られ、荷物が上昇します。

② 巻上動作の制御

巻上動作は、制御盤、操作盤、リミットスイッチなどの制御装置により制御されています。

  • 制御盤: 巻上モーターの動作を制御する
    (制御盤がモーターに電気を供給し、モーターの動作を制御)
  • 操作盤: 操作者が巻上動作を指示する
    (操作盤のボタンを押すことで、巻上動作を指示)
  • リミットスイッチ: 巻上動作の上限・下限を制限する
    (リミットスイッチが作動することで、巻上動作の上限・下限を制限)

巻上動作は、これらの制御装置により安全に制御されています。
例えば、操作盤のボタンを押すと、制御盤がモーターに電気を供給し、モーターが回転して巻上動作が開始されます。

巻上がらない代表的な原因

天井クレーンが巻上がらない原因は、電気系と機械系の2つに大きく分類でき、それぞれ異なる症状と対応方法があります。

① 電気系の原因

電気系の原因は、制御盤、操作盤、配線、モーターなどの電気的な問題が原因で、巻上がらない状態です。

  • 巻上モーターの故障: 巻上モーターが焼損している、モーターのベアリングが故障している
    (モーターの異音や過熱を確認、必要に応じて修理・交換)
  • 制御盤の故障: 制御盤のリレーやコンタクタが故障している、制御盤の配線が断線している
    (制御盤の表示を確認、リレーやコンタクタの動作を確認、必要に応じて修理・交換)
  • 操作盤の故障: 操作盤の押ボタンスイッチが故障している、操作盤の配線が断線している
    (操作盤の表示を確認、押ボタンスイッチの動作を確認、必要に応じて修理・交換)
  • 配線の断線・破損: 巻上モーターへの配線が断線している、配線の被覆が破損している
    (配線の状態を確認、必要に応じて修理・交換)
  • リミットスイッチの誤作動: リミットスイッチが誤作動している、リミットスイッチが破損している
    (リミットスイッチの状態を確認、必要に応じて調整・交換)
  • 安全装置の作動: 緊急停止ボタンが押されたまま、過負荷防止装置が作動している
    (安全装置の状態を確認、必要に応じて解除・調整)

特に巻上モーターの故障と制御盤の故障は、巻上不良の代表的な原因であり、専門業者による点検・修理が必要です。
例えば、モーターが焼損している場合は、巻上操作をしてもモーターが作動せず、巻上不良の原因となります。
また、制御盤のリレーが故障している場合は、巻上操作をしてもモーターに電気が流れず、巻上不良の原因となります。

② 機械系の原因

機械系の原因は、ワイヤーロープ・チェーン、ドラム、減速機、ブレーキなどの機械的な問題が原因で、巻上がらない状態です。

  • ワイヤーロープ・チェーンの断線: ワイヤーロープ・チェーンが断線している、ワイヤーロープ・チェーンが絡まっている
    (ワイヤーロープ・チェーンの状態を確認、必要に応じて交換)
  • ドラムの異常: ドラムが破損している、ドラムにワイヤーロープ・チェーンが絡まっている
    (ドラムの状態を確認、必要に応じて修理・交換)
  • 減速機の故障: 減速機のギアが破損している、減速機のオイル漏れがある
    (減速機の状態を確認、必要に応じて修理・交換)
  • ブレーキの故障: ブレーキライニングが摩耗している、ブレーキが固着している
    (ブレーキの状態を確認、必要に応じて調整・交換)
  • フックの異常: フックが破損している、フックが変形している
    (フックの状態を確認、必要に応じて交換)
  • 過負荷: 荷物が重すぎて、巻上モーターが過負荷になっている
    (荷物の重量を確認、過負荷の場合は荷物を軽くする)

特にワイヤーロープ・チェーンの断線とブレーキの故障は、巻上不良の代表的な原因であり、定期的な点検により早期発見が可能です。
例えば、ワイヤーロープ・チェーンが断線している場合は、巻上操作をしても荷物が上昇せず、巻上不良の原因となります。
また、ブレーキが固着している場合は、巻上操作をしてもブレーキが解除されず、巻上不良の原因となります。

自社対応できる範囲と限界

天井クレーンが巻上がらない場合、自社で確認できる範囲と、専門業者への依頼が必要な範囲を理解することが重要です。

以下は、自社対応できる範囲と限界です。

① 自社対応できる範囲

自社対応できる範囲は、電源系統、安全装置、操作系統などの基本的な確認です。

  • 電源系統の確認: 電源が入っているか確認、ブレーカーがトリップしていないか確認
    (電源を確認し、ブレーカーを確認、トリップしている場合は復帰)
  • 安全装置の確認: 緊急停止ボタンが押されたままになっていないか確認、リミットスイッチが誤作動していないか確認
    (緊急停止ボタンを確認、リミットスイッチを確認、必要に応じて解除・調整)
  • 操作系統の確認: 操作盤の押ボタンスイッチが正常に動作するか確認、リモコンの電池切れや故障がないか確認
    (操作盤の表示を確認、押ボタンスイッチの動作を確認、リモコンの電池を確認)
  • 過負荷の確認: 荷物が重すぎて、巻上モーターが過負荷になっていないか確認
    (荷物の重量を確認、過負荷の場合は荷物を軽くする)

特に電源系統と安全装置の確認は、自社で確認できる範囲であり、まずはこれらの確認を行うことが重要です。
例えば、ブレーカーがトリップしている場合は、ブレーカーを復帰させることで解決する場合があります。
また、緊急停止ボタンが押されたままの場合は、緊急停止ボタンを解除することで解決する場合があります。

② 自社対応の限界

自社対応の限界は、電気系・機械系の専門的な点検・修理が必要な範囲です。

  • 巻上モーターの故障: モーターの焼損、ベアリングの故障など、専門的な点検・修理が必要
    (モーターの異音や過熱が確認された場合、専門業者への依頼が必要)
  • 制御盤の故障: 制御盤のリレーやコンタクタの故障など、専門的な点検・修理が必要
    (制御盤の表示異常やリレーの故障が確認された場合、専門業者への依頼が必要)
  • ワイヤーロープ・チェーンの交換: ワイヤーロープ・チェーンの断線や摩耗など、専門的な交換が必要
    (ワイヤーロープ・チェーンの断線や摩耗が確認された場合、専門業者への依頼が必要)
  • 減速機の故障: 減速機のギアの破損やオイル漏れなど、専門的な点検・修理が必要
    (減速機の異音やオイル漏れが確認された場合、専門業者への依頼が必要)
  • ブレーキの調整・交換: ブレーキの調整や交換など、専門的な作業が必要
    (ブレーキの効き具合が悪い場合、専門業者への依頼が必要)

特に電気系・機械系の専門的な点検・修理が必要な範囲は、自社対応の限界であり、専門業者への依頼が必要です。
例えば,モーターが焼損している場合は、モーターの交換が必要で、専門業者への依頼が必要です。
また、ワイヤーロープ・チェーンが断線している場合は、ワイヤーロープ・チェーンの交換が必要で、専門業者への依頼が必要です。

修理・更新判断の目安

天井クレーンが巻上がらない場合、修理で済むケースと、更新を検討すべきケースを判断する必要があります。

以下は、修理・更新判断の目安です。

① 修理で済むケース

以下のような場合は、修理で済むケースが多いです。

  • 部分的な故障: 特定の部品のみが故障し、修理費用が更新費用の50%未満の場合
    (ワイヤーロープ・チェーン、ブレーキ、押ボタンスイッチなどの部分的な故障)
  • 使用年数が短い: 使用年数が10年未満で、主要部品の劣化が少ない場合
    (使用年数が短く、主要部品の劣化が少ない場合)
  • 修理後の耐用年数が長い: 修理後の耐用年数が5年以上見込める場合
    (修理後の耐用年数が長く、更新の必要性が低い場合)

特に部分的な故障で、修理費用が更新費用の50%未満の場合は、修理で済むケースが多いです。
修理費用の目安については、クレーン見積りの相場も参考にしてください。

② 更新を検討すべきケース

以下のような場合は、更新を検討すべきケースです。

  • 修理費用が高額: 修理費用が更新費用の50%以上になる場合
    (主要部品の故障や連鎖的な故障により、修理費用が高額になる場合)
  • 使用年数が長い: 使用年数が15年以上で、主要部品の劣化が進んでいる場合
    (使用年数が長く、主要部品の劣化が進んでいる場合)
  • 故障頻度が高い: 故障が頻繁に発生し、生産性に影響を与える場合
    (故障による生産停止が増加し、更新を検討)
  • 法令対応が困難: 既存のクレーンが法令基準を満たせず、追加の安全装置で対応できない場合
    (既存のクレーンが法令基準を満たせず、更新が必要な場合)

特に修理費用が更新費用の50%以上になる場合や、使用年数が15年以上で主要部品の劣化が進んでいる場合は、更新を検討すべきケースです。
更新費用の詳細については、天井クレーン更新の費用も参考にしてください。

③ 判断基準のまとめ

修理と更新の判断は、以下の基準を総合的に判断することが重要です。

  • 修理費用: 修理費用が更新費用の50%以上になる場合は、更新を検討
    (修理費用が更新費用の50%未満の場合は、修理で済むケースが多い)
  • 使用年数: 使用年数が15年以上で、主要部品の劣化が進んでいる場合は、更新を検討
    (使用年数が10年未満の場合は、修理で済むケースが多い)
  • 故障頻度: 故障が頻繁に発生し、生産性に影響を与える場合は、更新を検討
    (故障頻度が低く、生産性に影響がない場合は、修理で済むケースが多い)
  • 法令対応: 既存のクレーンが法令基準を満たせない場合は、更新が必要
    (既存のクレーンが法令基準を満たしており、追加の安全装置で対応可能な場合は、修理で済むケースが多い)

修理と更新の判断は、修理費用、使用年数、故障頻度、法令対応などを総合的に判断し、適切な選択をすることが重要です。

点検・修理を依頼すべきタイミング

天井クレーンが巻上がらない場合、自社で原因を特定できない場合や、安全上の問題がある場合は、点検・修理を依頼すべきタイミングです。

以下は、点検・修理を依頼すべき主なタイミングです。

① 自社で原因を特定できない場合

  • 現場で確認できるチェックポイントを確認しても、原因が特定できない
    (現場で確認できるチェックポイントを確認しても、原因が特定できない場合)
  • 電気系・機械系の異常が疑われるが、原因が特定できない
    (電気系・機械系の異常が疑われるが、原因が特定できない場合)

特に自社で原因を特定できない場合は、専門業者への依頼を検討することが重要です。

② 電気系の異常が確認された場合

  • 巻上モーターの故障が確認された場合
    (モーターの異音や過熱が確認された場合)
  • 制御盤の故障が確認された場合
    (制御盤の表示異常やリレーの故障が確認された場合)
  • 配線の断線・破損が確認された場合
    (配線の断線や破損が確認された場合)

特に電気系の異常が確認された場合は、専門業者による点検・修理が必要です。

③ 機械系の異常が確認された場合

  • ワイヤーロープ・チェーンの断線が確認された場合
    (ワイヤーロープ・チェーンの断線が確認された場合)
  • 減速機の故障が確認された場合
    (減速機の異音やオイル漏れが確認された場合)
  • ブレーキの故障が確認された場合
    (ブレーキの効き具合が悪い場合)

特に機械系の異常が確認された場合は、専門業者による点検・修理が必要です。

④ 安全上の問題がある場合

  • 巻上不良により、重大事故のリスクがある場合
    (巻上不良により、重大事故のリスクがある場合)
  • 巻上不良により、作業員の安全が確保できない場合
    (巻上不良により、作業員の安全が確保できない場合)

特に安全上の問題がある場合は、速やかに専門業者への依頼を検討することが重要です。

点検項目については、クレーン点検項目一覧も参考にしてください。
また、天井クレーンが動かない原因も参考にしてください。
工事の詳細については、ホイスト工事の流れも参考にしてください。

まとめ:適切な対応で安全と効率を両立する

天井クレーンが巻上がらない場合、原因を早期に特定し、適切な対応を実施することが重要です。

巻上不良を放置すると、重大事故、生産停止、高額な修理費などのリスクが発生する可能性があります。

「巻上がらない原因がわからない」「どこを確認すればよいかわからない」「点検・修理を依頼すべきタイミングがわからない」という場合は、クレーン保守点検業者への相談・無料見積もり依頼から始め、安全確保と作業効率の向上を実現してください。

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