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天井クレーン点検とは?費用・内容・業者選び完全ガイド

2025年12月17日
天井クレーン点検とは?費用・内容・業者選び完全ガイド

天井クレーン点検とは?費用・内容・業者選び完全ガイド

「天井クレーンの点検って何をするの?」「費用はいくら?」
とお悩みのご担当者様へ。

天井クレーンは法令で定期点検が義務付けられており、安全確保と停止リスク低減のために計画的な点検が不可欠です。

この記事では、点検の全体像・法令義務・点検項目・費用相場・業者選びまでをまとめました。
見積り依頼のポイントも整理していますので、ぜひ参考にしてください。

この記事を読めば分かること

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1. 天井クレーン点検の基本

天井クレーン点検の目的は「事故防止」と「稼働率の維持」。
故障や落下事故は生産停止や重大災害につながるため、計画的な点検が求められます。
点検を怠ると、製造ライン全体の停止や代替品手配による追加費用、納期遅延による取引先信用の毀損につながりかねません。

特に24時間稼働の工場や、物流センターなど荷役が止まると即コストが膨らむ環境では、月次点検での微小な異常の拾い上げが重要です。
異音・振動・温度上昇といった初期兆候を早期に捉えることで、年次点検での大掛かりな補修を最小限に抑えられます。

  • 頻度: 月次点検(使用月ごと)、年次点検(1年以内ごと)。使用頻度が高い場合は月次を「毎月」固定、繁忙期と閑散期で重点項目を変える方法も有効です。
  • 実施者: 資格保有者・実務経験者(社内または外部業者)。自社内で日常点検を行い、定期点検は専門業者に委託する「ハイブリッド運用」がトラブル低減に役立ちます。
  • 記録: 点検記録簿を作成・保存(監査時に提示可能に)。不具合の履歴・是正結果を時系列で残し、部品交換サイクルの根拠に活用します。
  • 予防保全: 消耗品の交換時期を事前に計画し、ライン停止の少ない時間帯で実施。稼働計画と点検計画を連動させると停止ロスを最小化できます。

点検の基本は「記録」「比較」「是正」のサイクルです。去年の年次点検結果と本年の状態を比較し、摩耗の進行度や異常の再発有無を把握しましょう。

2. 法令と義務をおさらい

労働安全衛生法・クレーン等安全規則により定期点検が義務化されています。報告書の保存や不具合時の補修も求められ、重大な違反は行政指導・使用停止命令・労災リスクの増大につながります。

求められる主な事項は以下の通りです。

  • 定期自主検査: 使用月ごと・1年以内ごとに実施し、記録を保存。
  • 異常時の措置: 重大な欠陥があれば直ちに使用停止し、補修後に再開。
  • 記録保存期間: 点検記録は3年間(実務では5年保管しておくと監査対応が容易)。
  • 作業主任者・技能講習: 作業に必要な資格者の配置と教育。

「点検したが記録がない」「指摘事項を放置したまま運転した」といったケースは、事故時の責任が重くなります。記録と是正のセットで運用しましょう。詳細は下記の関連コラムをご参照ください。

天井クレーン点検の法令・義務を詳しく見る

3. 点検項目の代表例

点検の要点は「吊る・走る・止まる・守る」の4視点で抜け漏れなく確認することです。以下は代表的なチェック例と、異常兆候の目安です。

月次点検(使用月ごと)

  • フック・フックブロック: 摩耗・変形・亀裂。フック開口の広がりが基準超過していないか。
  • ワイヤロープ/チェーン: 素線切れ、錆、キンク、給脂状態。しごき部やドラム巻取り部を重点チェック。
  • 巻上げ・横行・走行ブレーキ: 制動距離、異音、片効きの有無。試運転で慣性後の停止位置を確認。
  • リミットスイッチ: 巻上げ・走行の上限/下限停止が正確か。誤動作や遅れがないか。
  • 配線・押ボタンスイッチ: ケーブル被覆の傷、端子緩み、ボタン戻りの渋さ。防水・防塵グランドの緩みも確認。
  • 給電部: トロリー線・ケーブルリールの摩耗、シューの磨耗、バネ張力。集電子の削れ具合。
  • 外観・安全標識: 定格荷重表示の可読性、注意表示の有無。

月次点検は「異常兆候の早期発見」が目的です。摩耗や油漏れが軽微なうちに補修を計画すれば、停止時間と部品費を抑えられます。

年次点検(1年以内ごと)

  • 荷重試験: 定格荷重での作動・制動確認。必要に応じて過荷重試験や偏荷重の影響を確認。
  • 走行レール・車輪: 摩耗、がた、偏摩耗、踏面のフラットスポット。レール継ぎ目の段差や締結状態。
  • 減速機・軸受: 異音・振動・油漏れ・油量・油質。オイルの金属粉混入有無。
  • 構造部材: 亀裂・塗装剥離・腐食。ガーダー溶接部や端部の錆、補強リブの剥離。
  • 制御盤・配電盤: 絶縁抵抗、端子の緩み、温度上昇、盤内の結露や塵埃。
  • 安全装置: 非常停止、警報、過巻防止装置、ショックリレー。作動遅れがないか。
  • 走行直角度・偏芯: 横行・走行の直進性、蛇行による車輪摩耗の兆候。

年次点検は「総合健診」です。荷重試験の結果や油分析、振動測定を組み合わせると、寿命予測と予防保全計画が立てやすくなります。

4. 費用相場と決まり方

費用はクレーン仕様・設置環境・台数・拠点距離などで変動します。以下は一般的な目安です(地域・条件により変わります)。

  • 月次点検: 数万円〜/台(出張費別のことが多い)。台数が多い場合はボリュームディスカウントが期待できます。
  • 年次点検: 十数万〜数十万円/台(荷重試験含む場合)。ガーダー長大・特殊仕様では追加費用が発生しやすいです。
  • 追加費用: 部品交換・補修・高所作業費・ウェイトレンタル・夜間作業・立会者増員など。

見積りの内訳で確認したいポイントは以下の通りです。

  • 出張費と移動時間: 1式ではなく距離・時間の根拠を明記してもらう。
  • 荷重試験費: ウェイト手配の有無、搬入経路、仮設養生の要否。
  • 消耗品・雑材: 給脂剤・ウエス・清掃材などの扱い。
  • 報告書作成費: 写真点数、指摘内容と是正提案の詳細度。
  • 別途条件: 高所作業車、夜間・休日対応、立会者増員、安全書類作成など。

「一式」表記のままでは比較が難しく、後日の追加請求トラブルになりがちです。内訳明細と追加発生条件(誰が承認するか、上限はいくらか)を合意しておくと安心です。

複数社から相見積りを取り、以下を比較すると判断しやすくなります。

  • 点検範囲とチェックリストの網羅性
  • 報告書サンプル(写真の有無、指摘の具体性)
  • 出張費・荷重試験費などの算定根拠
  • 是正提案のスピードと概算費用提示の有無

より詳しい費用感や内訳の考え方は、関連コラムも参考にしてください。

天井クレーン点検費用のガイドを見る

5. 業者選びのチェックポイント

「安さ」だけで選ぶと、報告書の品質や是正提案の速度に差が出ます。以下の観点をバランスよく確認しましょう。

  • 法令遵守・資格: 有資格者配置、法令に沿った点検範囲か。是正工事も同一業者が行えるか。
  • 実績・対応エリア: 同規模・同環境の施工実績、拠点距離。粉塵・高温・屋外塩害など特殊環境経験の有無。
  • 見積りの透明性: 点検項目と費用根拠が明確か。追加条件と承認フローが書面にあるか。
  • 報告書品質: 写真付き・指摘内容と対策の具体性。劣化進行の予測コメントがあるか。
  • アフターフォロー: 補修手配の迅速さ、緊急対応の可否。部品在庫やメーカー手配のリードタイム。
  • 契約形態: 年間契約・複数台契約の割引有無。稼働計画に合わせたスポット点検の柔軟性。

失敗例:「一式見積りで追加費が多発」「報告書の写真が少なく、指摘の根拠が分からない」「補修部品の手配が遅く、停止が長期化した」など。事前にサンプル報告書を確認し、体制やリードタイムを聞いておくとリスクを下げられます。

6. 見積り依頼〜当日までの進め方

スムーズに進めるには「情報を揃える」「範囲を明確にする」「停止時間を最小化する」ことが鍵です。

  1. 設備情報を整理(型式、能力、スパン、設置環境、台数、製造年、メーカー)。図面や過去の報告書があれば共有。
  2. 希望時期と点検種別(月次/年次)を明確化。繁忙期を避け、停止が許容される時間帯を指定。
  3. 3社程度へ相見積り依頼し、内訳・追加条件・承認フローを確認。「出張費込み/別」「荷重試験の有無」を揃えて比較。
  4. 安全管理事項を共有(立入範囲、墜落防止措置、感電防止、火気使用の有無)。リスクアセスメントを事前に擦り合わせ。
  5. 当日の段取りを確定(停止手順、鍵管理、連絡窓口、写真撮影可否)。必要なら製造部門と共同で短時間停止スケジュールを作成。
  6. 結果報告書を保管し、指摘事項の是正計画を立案。優先度と実施時期、概算費用を社内合意しておく。

社内の安全衛生委員会や生産部門と連携し、点検計画を年初にカレンダー化しておくと調整がスムーズです。停止時間の短縮や補修計画の前倒しは、生産ロスと追加コストの抑制に直結します。

7. 異常のサインと応急対応

点検だけでなく、日常運転時の異常サインを現場が把握しておくと、突発停止を未然に防げます。以下の兆候があれば即座に点検・停止を検討してください。

  • 異音・振動: ギア鳴き、金属摩耗音、周期的な振動は軸受・減速機・車輪摩耗のサイン。
  • 制動距離の伸び: ブレーキライニング摩耗や油膜劣化。荷の揺れが大きくなる。
  • 温度上昇・焦げ臭: モーター・制御盤の過負荷や接触不良。サーモグラフィでの定期測定が有効。
  • 油漏れ・グリス漏れ: シール劣化、オイル量低下による焼付きリスク。
  • リミット誤動作: 上限・下限リミットの動作遅れや不発は重大事故につながる。

応急対応は「安全確保→停止→原因切り分け→再稼働可否判断」。応急処置だけで運転継続せず、必ず恒久対策と記録を残してください。

8. 点検記録の書き方と活用

点検記録は法令対応だけでなく、設備の「カルテ」として予防保全に活用できます。おすすめの記録項目は以下の通りです。

  • 基本情報: 点検日、実施者、資格、天候、稼働時間、停止時間。
  • 点検結果: 判定(良/要経過観察/要補修)、測定値(制動距離、絶縁値、油温、振動など)。
  • 写真: Before/After、摩耗部位のクローズアップ、部品型番ラベル。
  • 指摘と是正計画: 優先度、リードタイム、概算費用、担当部署、期限。
  • 予防保全メモ: 次回交換推奨時期、部品在庫の有無、代替機の手配方針。

3〜5年分を並べれば摩耗進行の傾向が見え、部品交換の最適時期を予測できます。振動・油分析など定量データを蓄積すると、状態基準保全(CBM)への移行も視野に入ります。

9. コスト最適化の具体策

点検品質を落とさずコストを抑える打ち手を整理します。

  • 年間包括+複数台一括: 出張費と段取りを集約し、単価を圧縮。
  • 停止時間の短縮: 生産計画と連動し、夜間・シフト間の短時間に作業を割付。
  • 部品の先行手配: 消耗部品を在庫化し、異常発見時のリードタイムをゼロに近づける。
  • 状態監視センサー: 温度・振動・電流値を簡易ログ化し、異常傾向を早期に察知。
  • 報告書フォーマット統一: 複数業者を同条件で比較できるよう指定する。

総コスト(点検費+停止損失回避額)で比較すると意思決定を誤りません。突発停止1回の損失(人件費・遅延・代替機・補償)を試算し、点検費の妥当性を社内説明すると合意が得やすくなります。

10. 見積り・契約で揉めないためのチェックリスト

契約前に以下を明文化しておくと追加請求や手戻りを防げます。

  • 点検範囲と対象台数、型式、定格荷重、スパン、設置環境。
  • 出張費・荷重試験費・高所作業車などの算定根拠と発生条件。
  • 追加費用発生時の承認フロー(誰が・いくらまで・どう判断)。
  • 報告書の提出期限・写真点数・指摘内容の粒度。
  • 緊急対応の可否とリードタイム、夜間・休日の割増条件。
  • 安全書類(KY、リスクアセスメント、作業手順書)の提出有無。

契約時に書面合意→当日朝KYTで再確認→作業後に是正計画と日程決定の型を固めると現場の混乱を抑えられます。

11. よくある追加質問(FAQ)

Q1:荷重試験のウェイトは誰が用意しますか?

A:業者手配か自社手配かを事前に決め、搬入経路・養生・保管場所を明確にしてください。手配元と費用負担が曖昧だと当日トラブルになります。

Q2:古い制御盤で部品が廃番の場合は?

A:代替品選定の可否、レトロフィットの要否、リードタイムを確認します。年次点検で代替案を受け取り、停止計画と合わせて検討するのが安全です。

Q3:屋外クレーンで錆が目立つ場合は?

A:腐食進行度を写真で記録し、塗装・ボルト交換・溶接補修の優先度を決めます。塩害や酸性環境では早めの防錆塗装が効果的です。

Q4:自主点検と外部点検の役割分担は?

A:日常点検は運転前確認と異常監視に集中し、月次・年次は法定項目と荷重試験を外部委託するハイブリッド型が現実的です。記録フォーマットを統一し、二重管理を避けましょう。

12. まとめと次のアクション

本記事のポイントを整理します。

  • 点検は「停止損失を防ぐ投資」。月次で兆候を拾い、年次で総点検。
  • 費用は内訳と追加条件を明確化し、相見積りは同条件で比較。
  • 報告書品質と是正提案の具体性が安全と稼働率を左右する。
  • 契約前チェックリストで追加費用・スケジュールを透明化する。
  • 記録・写真・データを蓄積し、予防保全とCBMへ段階的に移行。

次の一手として、①設備情報と直近の不具合を整理、②3社に同一条件で見積り依頼、③報告書サンプルと対応力を比較、④年間計画と停止時間をすり合わせる――このステップで進めれば、安全とコストの両立が現実的になります。

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