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天井クレーン点検の義務とは?知らないと危険なリスクと安全運用のポイント

2025年6月27日 2025年6月27日
名古屋 工場

天井クレーン点検の義務とは?知らないと危険なリスクと安全運用のポイント

天井クレーンは工場や倉庫の作業を効率化するために欠かせない設備です。

しかし、「クレーンの点検は本当に義務なのか?」「知らないうちに法律違反になっていないか不安」と感じたことはありませんか?

点検を怠ることで、事故発生リスクだけでなく、労基署からの指導や罰則、経済的損失を被る可能性もあります。

今回は、天井クレーン点検の義務内容と、その重要性、安全運用のポイントについてわかりやすく解説します。

この記事でわかること

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なぜ天井クレーン点検は義務なのか?

天井クレーンは重量物を取り扱うため、一度事故が起これば重大な被害をもたらします。 そのため、日本の法律では点検を義務付けており、企業は必ず遵守しなければなりません。

法的根拠① 労働安全衛生法(第45条)

「事業者は、ボイラーその他の機械等で、政令で定めるものについて、厚生労働省令で定めるところにより、定期に自主検査を行ない、及びその結果を記録しておかなければならない。」

この条文により、事業者には機械設備の安全確保のための保守・点検が義務付けられており、天井クレーンも対象に含まれます。

法的根拠② クレーン等安全規則

天井クレーンの点検は、クレーン等安全規則(昭和47年労働省令第34号)で詳細が規定されています。

  • 第34条:事業者は、クレーンを設置した後一年以内ごとに一回、定期に、当該クレーンについて、自主検査を行なわなければならない。ただし、一年をこえる期間使用しないクレーンの当該使用しない期間においては、この限りでない。
  • 第35条:事業者は、クレーンについて、一月以内ごとに一回、定期に、自主検査を行なわなければならない。ただし、一月をこえる期間使用しないクレーンの当該使用しない期間においては、この限りでない。

これらの条文により、日常点検と定期点検、記録の保管、異常時の補修対応までが法的に義務付けられています。

点検義務を怠った場合のリスク

天井クレーン点検の義務を怠ると、以下のリスクが生じます。

  • 重大事故発生リスク: 荷の落下、ブレーキ不具合、走行不良による衝突事故
  • 生産停止・納期遅延: 突発的な故障により工場ラインが停止する可能性
  • 高額な修理・賠償費用: 修理費・事故対応費用が多額になる可能性
  • 法的罰則・行政指導: 労基署による是正勧告、罰金、行政処分

「問題なく動いているから大丈夫」ではなく、義務として点検を実施することでこれらのリスクを回避できます。

具体的な点検内容と頻度

法律で義務付けられている天井クレーン点検は以下の通りです。

月次点検(使用前および月1回の点検)

毎使用前および月1回以上実施する目視・動作確認。 以下の箇所を中心に確認します:

  • ワイヤーロープの損傷・切断の有無
  • フック・安全装置の機能
  • ブレーキの効き具合
  • 制御装置・スイッチ類の動作確認

年次点検(1年ごと)

年に1回以上実施する詳細な法定点検であり、次の項目を確認します:

  • 電気回路・配線・制御装置の状態
  • ブレーキ・クラッチの摩耗と機能
  • 走行レール・車輪の摩耗・変形
  • 構造部分の亀裂・変形の有無

年次点検の結果は記録保管義務があり、労基署立入検査で確認される場合があります。

点検義務遵守のメリット

天井クレーン点検の義務を確実に履行することで、以下のメリットがあります。

  • 事故を未然に防止し従業員の安全を守る
  • 突然の故障・生産停止を回避し安定した生産性を確保する
  • 設備の寿命延長による修理コスト削減
  • 企業の法令遵守と社会的信頼性の確保

「点検=コスト」ではなく、「安全と生産性を守る投資」と捉えることが、結果的に企業経営の安定につながります。

信頼できる業者に依頼することが重要

天井クレーンの点検は、専門的な知識と経験が必要な作業です。 以下のポイントを満たす業者への依頼が望ましいです。

  • 天井クレーン点検の豊富な実績があること
  • 法令に準拠した正確な点検と記録管理が可能であること
  • 異常発見時の迅速な対応と修理体制があること
  • 作業現場・設備状況に合わせて柔軟に対応できること

点検・修理・記録の全てを任せられる業者を選ぶことで、法令遵守、安全性、コスト削減、安定稼働をすべて実現できます。

まとめ:義務を果たし安全・安定稼働を実現しましょう

天井クレーンの点検は法律で義務化されており、怠ることで重大事故・生産停止・法的罰則・経済的損失を招きます。

「今は動いているから大丈夫」ではなく、義務として点検を実施することが安全運用とコスト削減を両立する鍵です。

従業員の安全を守り、生産ラインを止めず、法令を遵守した安定した工場運営のために、今すぐ点検体制を見直し、信頼できる専門業者への依頼を検討しましょう。

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